とてもファンキーな人に会いました。
呼吸をするように嘘をつく、
しかも本当でも嘘でもどちらでもよいようなしょうもない嘘を。
いろいろな人がいるものです。
会社という装置は人物を埋没させているのだなと思いました。
ファンキーになりたい。
フランクに初対面の人と接したい。
僕の父はなぜかファンキーだと言われることが往々にしてありました。
中学生のころ、ほとんど会話をしたことのなかった同級生が話しかけてきて、
「イガのおじさん見たよ! すげーファンキーだった!」
と若干高めのテンションで報告してくれたことがあります。
父は小さな喫茶店をやっており、その店の前で目撃したそうなのですが、
ファンキーと言われるとは一体何をしでかしていたのでしょうか。
そして一体、その血は僕のどこに流れているのか。