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CHOP-ME-NOT DIARY▲
昨日GWは家でじっとしていると書きましたが、思いつきで新宿でやっていた某絵画展へ行ってきてしまいました。
昼過ぎに着いたらすでに長蛇の列。やはりやめておけばよかった、と思いつつも1時間弱待って何とか中へ。美術館のようなものを想像していたのですが、実態は盛況な展示即売会でした。どうりで高層ビルの1フロアで済ませている上に入場無料なわけだ。しかも招待客は待ち時間なしで入れるわけだ。 会場の中も広くなく、他の展も併設で、かなりの部分が商談スペースに当てられていました。いかにも買いそうな客には担当者がついていますし、こういう場所だとは思っていなかった僕としては大変落ち着かず緊張してしまいます。それでもせっかく待ったんだから、と食い入るように絵を眺めていたらなんと僕にも担当者がついてしまいました。 ひょっとしてカモにできると思われているのではないか、と不安になると、その女性の担当者は「若い男性が一人で見に来るのってなんかいいなあと思って」と言い出しました。しかし、会場には一人で来たと思しき若い男性が他にも何人かいて、彼らには誰もついていないことを考えるとやはり不安になるのでした。 その担当者の方は僕が予備知識もなしでひょっこりやってきてしまったことを知ると、とても簡潔な説明(これはリトグラフです、リトグラフとは石版画のことです、で終わり)をしてくれたあと、たわいもない世間話をして最後に「気に入った作品があったらあとで教えてくださいね。」と言い残して去っていきました。 強制的にテーブルに座らされることにならなくてよかった、と僕は胸をなでおろしました。 (余談ですが、話している最中に担当者がじりじりと後退っていたことが気になりました。僕が何かプレッシャーを与えていたのか、変な匂いでもしたのか、理由はわかりませんが何か変則的かつ有効な対策を講じてしまったようです。) そして一通り絵を見て満足した気分になっていると、待ち構えていたように先ほどの担当者がやってきて「どうですか、気に入った作品ありました?」と尋ねてきたのです。あ、忘れてなかったのか、と思いながらも気に入った作品や感じたことを話すと、「やっぱり目の付け所が独特ですね」とか「絵の見方が上手ですね」とおだてられ、悪い気はしなかったのですが、もう一人の自分が頭の片隅で「甘言にたぶらかされるな」と囁いています。この時点では、そんなに猜疑する必要も無かろう、もう一人の自分よ。という気持ちになっていたのですが、直後、担当者はこう言いました。 「どうです、よかったら座ってカタログを見ていきませんか?」 瞬間、僕の中に緊張が走りました。まずい。僕はわざとらしく時計を見て「一時間も待つとは思わなかったので、実はもう時間が・・・」と上ずった声で遠慮を試み、帰るそぶりを見せて相手の反応をうかがうと、担当者はにっこりとしてこう言ったのです。 「何か部屋に飾りたいと思う作品はありませんでしたか?」 買わされる。僕の頭の中にはもうそのことしかありませんでした。その後どうやって会場を後にしたのかはよく覚えていませんが、割とあっさり帰れたと思います。 しかし今になって考えると、画廊キャッチに自ら飛び込んでしまったようなものなのでしょうか。買う気はさらさら無かったので事なきを得ましたが、小心者の僕には危険な場所だったかもしれません。勉強になりました。今後はお金を払って見るところに行くことにします。 (それにしても版画って大量に作れるのにお高いんですね。儲かるんだろうなあ)
by polisan
| 2005-05-06 01:36
| 日記
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